鍵のかかった部屋

作者:   SLloc7uK   |   カテゴリー :   錠前に関連する書籍

ドラマ:鍵のかかった部屋

このタイトルだけで、既に説明は不要という人もいるかもしれません。
「鍵のかかった部屋」は、あの嵐の大野くんが主役を演じたドラマの小説版。
かなり有名な作品なので、このドラマを見た人が小説の方も購入するというケースが多いのではないでしょうか。
この小説、最後が本当に意味深なことで知られていますよね。
「鍵のかかった部屋」はあくまでタイトルのひとつであって、別に「硝子のハンマー」「狐火の家」も出ています。これも、恐らくドラマを見ていた人なら覚えているのではないでしょうか。
「鍵のかかった部屋」では、天才鍵師と言われる榎本が弁護士の男女に出会い、一緒に事件を解決していくというストーリーです。
出てくるのは決まって密室なのですが、そのどこかに必ずヒントがあって、事件を解決に導くという物語ですね。
この弁護士二人のかけあいが見事なのですが、肝心の榎本はどこか影があるというか人を寄せ付けない雰囲気がある男で、謎めいた雰囲気のまま物語はすすんでいきます。
三人でいろいろな事件を解決し、絆が深まって行くかに思えるのですが…。
ここで、最後の事件が起きます。
最後の事件が起きたとき、犯人が隠したはずのダイヤモンドがなにかおかしい…。
そこで、この世界でたくさん起きていた盗難事件の防犯カメラにいつも榎本が映っていたことを刑事に知らされる弁護士。事件に榎本が関わっていたという証拠はなにひとつないけれど、「ここまで防犯カメラにうつるのはおかしい」と指摘する刑事。
確かに…というところで、榎本は行方不明になり海外に行ってしまいます。
そう、屈指の鍵開けのプロが、実はこれ以上ないほどの泥棒であったということが、この小説の真相でした。
いつも助けてくれた、そして仲間として認識しつつあった榎本が実は犯罪者であったというストーリーは、読者に多くの衝撃を与えました。

嵐の大野くんの演技もよかった

また、嵐の大野くんの演技も素晴らしかったですよね。
彼は影のある役をさせたら一級品。「魔王」の時も、素晴らしい演技で魅了していました。
「鍵のかかった部屋」はすでに放送を終了していますが、いつか続編があったらいいなと思える作品でもありますので、続報を待ちたいですね。
作品としても面白いですが、榎本さんとそれを取り巻く人間模様がほんとうに楽しい作品でもあります。それだけに最後はショックですが、ぜひとも色々な人に見てほしい作品ですね。
鍵を題材にした作品の中でも、特に有名なものなんではないでしょうか。

2015年11月20日