イモビライザーキーの特徴や性質紹介

作者:   SLloc7uK   |   カテゴリー :   錠前の種類

イモビライザーとは車の防犯装置

従来の自動車のカギは、鍵穴の中のピンと鍵ヤマが合致すればカギを回転させることが出来、エンジンを始動する仕組みでした。
鍵穴内部の機械的な噛み合わせによって正しいカギかどうか認識するため、コピーされたキーでも車のドアを開けるだけでなくエンジンをかけて車を盗むことが可能でした。
その防犯能力の弱さを解消し、車のセキュリティレベルを高めるためにイモビライザーキーが研究・開発されました。

イモビライザーの仕組み

イモビライザーキーの先端部分にはイモビチップという小さなICチップが内臓され、ID情報を保有しています。
チップに書き込まれているID情報と、自動車に登録されたID情報を照合し、それが一致して初めてエンジンがかかるシステムです。
ID情報は暗号化技術を駆使した膨大な数に及ぶ組み合わせなので、現在、複製は不可能です。

もし、他人がキーを不正に複製して車に侵入しても、ID情報が一致する可能性がゼロなので、エンジンをかけて盗まれることがないのです。
イモビライザーキーに搭載されているチップは、「トランスポンダ」ともいわれるため、イモビライザーは「トランスポンダ」又は「トラポン」という別称も持ちます。

大まかな自動車のカギの分類

イモビライザーキー以外に次のようなキーがあります。
①リモコンキー
通常、キーレスエントリーシステムに使われるカギで、ドアの開錠・施錠時にキーに付属するリモコンボタンを押すタイプのキーのことを指します。
ドアの開錠・施錠時にカギを挿し込む必要はありませんが、エンジンを始動する際には、従来通りハンドル横のスロットルにメカニカルなキーを挿してひねって始動します。

②スマートキー
リモコンキーとの相違点は、ドアの開錠・施錠のみならず、エンジンの始動もシステムに組み込まれており、多くの場合ボタンを押して始動します。
自動車メーカーごとに呼び名は異なり、「スマートキー」、「インテリジェントキー」、「アドバンスキー」などの名称があります。
現行の多くの車種のスマートキーではトランスポンダを内蔵しており、イモビライザー機能も併せ持つことになります。

自分の車のキーの分類を把握しておくことはキー紛失時に重要

キーを紛失したり盗まれたりした場合、カギ専門業者に依頼することになりますが、車がイモビライザー搭載車かどうかという点は重要な情報です。
その有無により、作業に必要な工具、作業の内容などが異なるため、依頼の段階で伝える必要があります。
カギ業者の中にはイモビライザーキーに対処できない業者もおり、出張で来てもらったのはいいが対応不能という事態にもなりかねません。
そうなると時間のロスになるだけでなく、出張費を請求されることもあります。

2017年10月27日