ICキー錠

作者:   SLloc7uK   |   カテゴリー :   錠前の種類

ICキー錠とは、スマートカード(非接触ICカードキー)というものを使用し、
鍵に埋め込まれたICチップと錠前本体とのあいだで情報を交換し、
照らし合わせることで鍵を開けるタイプの錠前です。

その多くは鍵と非接触で情報のやり取りします。
知られてるところでいえば、JR東日本の”Suica”や電子マネー最大手の
”Edy”、クレジットカード等で用いられている技術を錠前に応用しています。
その形状の多くはキーホルダータイプ、カードタイプ等が付いているものが多いですが、
キーに埋め込まれたICチップの規格さえ合えば、鍵の形は特別問いません。

ICとID

ICとIDはどう違うのか?と聞かれることがよくありますが、
元々これらは比べられるものではあ りません。
IC→integrated circuit つまり集積回路
ID→identity number つまり固有番号
ICチップを装備している鍵にもIDを保有するものもあります。
錠前として大事なことは、独自のIDをいかに安全かつ確実に
感知させるのかということです。
電子ロック等で”ID方式”のケースでは、鍵から錠へ一方的にIDを送る方式のものもあり、
認証の際、鍵から錠に直接IDを送るためIDが外へ漏洩するリスクがあります。
IDをより安全に認証させるためには、鍵と錠の双方向で高度な暗号通信技術が不可欠となり、
そのためにICチップ内蔵の鍵において認証作業を要します。
シリンダー錠から簡単な工事で置き換えが可能なICキー錠について説明します。

さまざまなカード規格に対応

スイカ、パスモ、 タスポ、ワオンカード、ナナコカード、
Edyカード等がのICカードが電子カードキーとして登録させることができます。

専用カード
ICカード(13.56MHz)ISO-14443A/B
外国での身分証明やクレジットカードで用いられるICチップを
鍵として使用

電子マネーカード
専用のICチップに貨幣価値等のデータを記憶させるIC型の電子マネー

おサイフケータイ
ISO18092 FeliCa機能が搭載されたNTTドコモ、au、Softbank各社の携帯電話

安心度

カードキーまたは暗証番号により開閉。
ピッキングの心配が無用です。
鍵がかかった状態でのドアの不正開錠や、鍵が破壊された際に警報音が大きく鳴り響きます。
カードキーを紛失してしまった場合、別のカードキーを再登録します。
データは瞬時に変更されます。
強制的にロックさせる機能(ロックアウト)も充実していて、
一時的に鍵が開かないようにすることができます。

利便性

カードキーは最大100枚(管理者カードは5枚)まで登録できます。
カードキーや暗証番号の設定は、いつでも簡単に行うことができます。
扉を開け閉めするときのみワンタッチで電源を入れるため、省エネかつ経済的です。

賃貸住宅のカギ管理の省略化も進んでいます。
入退去時のカギシリンダー交換が不要になったり、
電池の交換時期や、錠前自体の異常をみずから感知して、アラームでお知らせする機能も。
暗証番号は4桁から12桁で、簡単に設定することができます。
また、ドアが閉まると数秒以内にオートロックするものもあり、鍵のかけ忘れの心配がありません。
電子カードキーなら、お財布の中に鍵を入れっぱなしでもワンタッチで認証できます。
ICカードはクレジットカードなどに使われる国際規定(ISO)に対応した高い安全性を実現。
(ISO 14443A/B, ISO 15693, FeliCa(ISO 18092)なら、カードキーのコピーは不可能です。)
※同様の特徴を備えたICカード錠は多くありますので、具体的商品名は省略させていただきます。

2012年6月22日