マグネットシリンダー錠の特徴や性質紹介

作者:   SLloc7uK   |   カテゴリー :   錠前の種類

マグネットシリンダー錠とは

世の中に数ある錠前のタイプのうちの1つとして、マグネットシリンダー錠という錠前があるのをご存知ですか。
別名として、マグネットタンブラーシリンダー錠とかマグネティックシリンダー錠という風に呼ばれる場合もあります。
この錠前は、シリンダー錠と名前に付いていることからも分かるように、シリンダー錠の一種です。
シリンダー錠というのは、2つの筒が組み合わさったような形をしている錠前のことを指します。
内側の筒の方に鍵を挿して、回転させることで鍵をかけたり、鍵を開けたりすることができるんです。
鍵をかけている際には、内側の筒が回転しないように固定する部品が作動し、鍵を挿すとその部品の働きが解除されて鍵が開けられる状態になるという仕組みになっています。
マグネットシリンダー錠は、シリンダー錠の中でも比較的新しいタイプの錠前です。
古いタイプのシリンダー錠としては、ディスクシリンダー錠やロータリーシリンダー錠、ピンシリンダー錠などがあります。
錠前は、新しいタイプのものほど、以前のタイプの錠前よりも高度な技術などが導入され、不正な開錠がしにくくなっているものなんです。
ですから、つまりマグネットシリンダー錠は、上記に挙げた古いタイプの錠前よりも、防犯性が高いという性質があるわけなんですね。
では、防犯性を高めるのに役立つどんな技術が導入されているのかと言えば、マグネットの性質を活かした技術が導入されているんです。

詳細

具体的には、鍵の鍵穴に差し込む側の部分と、錠前の内筒の回転を妨げているピンやタンブラーなどの部品にマグネットがいくつも埋め込まれています。
そして、鍵を錠前に差し込んだ際に、鍵に埋め込まれたマグネットと錠前内の部品に埋め込まれたマグネットたちがそれぞれ向かい合うことになるんです。
向かい合うマグネットは、同極が向かい合うように埋め込まれています。
マグネットには異なった極は引きつけ合い、同じ極は反発し合うという性質がありますので、要するに、錠前内のピンやタンブラーなどの部品が鍵と反発し合って押し上げられ、部品による内筒の固定が解除されることになるわけです。
ちなみに、マグネットシリンダー錠の鍵の実物を見てみると、鍵側に埋め込まれたマグネットは目で見えるようになっている場合が多いことから「同じ場所にマグネットを埋め込んだ偽物の鍵を簡単に作れてしまうのでは?」
と不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。
でも、錠前内でS極とN極のどちらが向かい合うようにそれぞれのマグネットが埋め込まれているのかは一見しただけでは分かりませんし、マグネットに見せかけたダミーが埋め込んである部分もあったりするので、全く同じ鍵を作ることはそう簡単にはできませんから、その点は安心できるでしょう。
ただ、マグネットの磁力を活用しているという特徴上、長期間利用しているうちに磁力が衰えてくると、防犯性が下がったり、上手く施錠や開錠ができなくなったりするなどの問題が出てきてしまうことはあります。
なので、定期的にメンテナンスをして磁力を維持することがとても大切な錠前であることを心に留めておくと良いでしょう。

2014年3月25日