カード錠

作者:   SLloc7uK   |   カテゴリー :   錠前の種類

カード錠とは、名前の通り、カード状の薄い板がカギになっているもののことです。
カード状の鍵と言っても、仕組みはそれぞれ異なり、様々なものがあります。
ピンシリンダーの原理と似ていて、カードに小さな穴があり、その穴の並びで解錠が出来るものや
マグネットタンブラーシリンダーと似ていて、カード自体にマグネットが内蔵されていて、その並びで解錠するものがあります。
その他にも、カード自体に磁気テープが装着されていて、その情報を読み取り解錠するものや
カード自体にICチップが組み込まれていて、その情報を読み取り解錠するものなどが代表的なものとして上げられます。
また上記の原理を複数組み合わせたハイブリッドタイプと呼ばれるタイプのカード錠もあります。

カードシリンダー錠

電気を使用せずに磁気のエネルギーを利用したものです。 
鍵穴がなく、ピッキングでは全く開くことがなく、不正解錠に強いという特徴があります。
特殊なコードチェンジ機能というものを搭載している為にカードを紛失した際などにも、容易にカードの変更が出来ます。
既存であるシリンダータイプのほとんどが簡単にカード錠に変更することが可能です。

マグネットカード錠

 
鍵自体に磁石が付いていて、シリンダーの中の磁石と反発し合い、それを利用して開閉する原理となっています。
カードシリンダー錠同様に鍵穴がなく、ピッキングでは全く開けられず、不正解錠に強い性質になっています。
しかし、マグネット錠専用の開錠キットというものが市販で販売されて簡単に手に入れることも出来ます。

磁気ストライプカード錠

磁気ストライプカードは、カードに磁性体の帯があり、その中の小さな磁性粒子の鉄をベースとした
磁性を変化させていくことでそのデータを格納できるというものです。
ちなみに磁気ストライプは読み取り機である磁気ヘッドに触れてスライドさせると情報を読みとり、
その情報の受け渡しをすることによって照合し解錠するカギとなっています。
磁気ストライプカードは普段使用しているクレジットカードやIDカード、
また電車など交通機関の切符などによく使用されているようです。
また磁気ストライプは比較的安く製造することが出来るメリットがありますが、
その分、耐久性は低いため長期の使用には向いていません。
また、デメリットとして、強力な磁石を近づけたり、近くにあったりすると、
高保磁力になっているものでも消磁してしまう可能性があります。

非接触ICカード錠

非接触ICカード錠は現在あるカード錠の中で最も最新の技術を使用して作られているものといっても過言ではありません。
カードを錠前の読み取り部分に、ICチップが内蔵されているカードをかざし、読み取らせるだけで解錠ができます。
ICチップをカードに組み込んでいるカード錠で触れましたが、ICチップさえ入っていれば鍵の形状は問いません。
どれかは一人1枚持っているSuica・Edy・Pasmo・おサイフケータイといった、
FelicaのICチップ採用の電子マネーツールを、家の玄関の鍵としてご利用できるシステムも開発されています。
普段利用しているパスケースなどに入れたままで定期券などを、
ご自宅の鍵として使用することが出来るので、とても大変便利です。
鍵穴がないため、ピッキングなどの不正な開錠行為ももちろん不可能です。
サムターン回しに関しても、サムターン脱着機能により対応しています。

2012年7月19日